本、本、本。
今年の8月に東所沢にオープンした
隈研吾さんの建築、本棚劇場と呼ばれる空間が話題になり
ニュースなどでも取り上げられていました。
NHKのニュースだったかな?本の分類がユニークだと報道されていて
それが気になっていました。
東所沢駅から徒歩で10分くらい。
駅周辺はけっこうさっぱりとしていて、ミュージアムの宣伝とかが
もっとどーんとあるのかと思いきや…。
しばらく歩いて、公園のようなところを進んでいくと
要塞みたいな建築が見えてきます。
事前に入館予約をしておきました。
ワンデーパスポートだとほぼ全フロアを見ることができるのですが
3,000円〜4,000円(高い…)とのことなので
1,200円のスタンダードチケットを購入。
これだと目当ての本棚劇場などは見ることができるし
初回にはいいかと思います。
ホームページにチケットの種類と閲覧可能エリアの表記があるので
事前にチェックしておくのがおすすめです。
本棚劇場と本の分類がユニークなエディットタウンは
本好きにはかなり楽しいエリアになっています。
購入や貸し出しはありませんが、館内でなら読むことが可能です。
こういう分類だと、普段は手にすることのないジャンルや
興味のあるジャンルとして読んでいても、手にすることがなかった本と
出会える可能性が高まりますね。
わたし、角川の本しかないのかなと思っていたのですが
出版社関係なくありました。
本が整然と並ぶというのではなく、積んである感じが好き。
美術館のアドバイザリーでもある荒俣宏さんのコーナー。
「荒俣ワンダー秘宝館」の入り口。
ホログラムの荒俣さんがいらっしゃいました。
わたしは「地球暗黒記」が大好きで
この本を読んでハワイに興味を持ったなー。
鉱石、標本などに興味がある人には
とっても楽しい空間だと思います。
わたしの好きなセンチコガネの標本が見事でした。
葉脈の美しさよ…。
そして本棚劇場。
約8メートルの高さに5万冊もの本が収められています。
プロジェクションマッピングも行われていました。
SNSなどで時々目にするのですが
こういう天井までびっしり本を飾るの、流行ってるのかな。
つい地震の時、大丈夫なのかなと考えてしまいます。
これ万が一全部落っこちてきたとして
それをまた棚に戻す作業を考えると震える…。
埃とか傷とか…。
館内にはレストラン、カフェ、ショップなどもありました。
今回は見なかったのですが、企画展やイベントなども行われています。
本好きにはエディットタウンと本棚劇場でじゅうぶんかもしれません。
三時間の滞在が可能なので、時間的にもいいかなと思います。
建築の奇抜さや本棚劇場という
いわゆる「映え」的なものでの話題性だけでは
ちょっと…という感じはしました。
今はコロナのこともあって、イベントなども
ままらないない部分があると思うのですが
せっかくの角川!
数々の名作を生んだ角川映画!
ぜひあの角川映画黄金時代の作品を上映してほしいです。
メインテーマとか探偵物語とかWの悲劇とか早春物語とか…。
あと赤川次郎さんって角川のイメージがすごくあって。
作家を招いてのイベントとかあったら楽しそうです。
本にまつわる何か楽しい企画が
これからいろいろと生まれることを期待しています。