受け止めたい。
去年のコンサートでも新曲を
たくさん聞かせてくれて
カムバを心待ちにしていましたが
そのアルバムがリリースされますね。
「POET | ARTIST」
ジョンのタトゥーにもあった言葉ですね。
新曲、すごく好きって思った曲があって
それをじっくり聞ける日を楽しみにしていました。
今はこのアルバムをすぐに聞けるか
自信はないのですが
ジョンが生み出した世界を
しっかり受け止めたいと思います。
悲しみに通じてしまうのではなくて
音楽は音楽として、その世界を味わいたいです。
ちょっと関係ない話ですが
大学時代に面白そうだな、って思って
ラテン語の授業を聴講したことがあるのですが
普通、語学の例文って
「私は、あなたは、彼女は、彼は」とかじゃないですか。
でもラテン語の教科書は「詩人は」みたいな例文が
たくさんあって結構びっくりした記憶があります。
どこかロマンティックを感じさせる
詩という表現、韓国は日本よりも
身近なような気がするのですが…。
ジョンは音楽家であり、詩人という側面も
すでに持っていたように思います。
小説も書いていたし、いつか詩集も出すかも、って
楽しみにしていたんだけど…。
ジョンのアルバムは
曲や歌詞や声が素晴らしいのはもちろんですが
音域、呼吸、声の使い方が本当に繊細で
何度聞いても新しい発見があります。
あ、こんな音が鳴ってたんだ、とか
こんなふうに声を使ってたんだ、とか
たくさん発見をしていきたいな、って思います。
音楽ってとても素敵な力を持っていると思います。
みんなそれぞれ好きな歌手やグループが違っても
そこからたくさんの楽しみや喜びや
いろんなものを受け取り、共有していると思うんです。
素敵な世界を生み出すアーティストって
人の悲しみや喜びにちょっと敏感な心を
持っているんだと思います。
そんな心がとらえた世界を通して
心の痛み、なぐさめ、知らなかった風景を
知ることもあると思います。
ちゃんと心をひらいて聞きたいです。